1. “Paralyzed”

豊富で溢れて、停滞に耽る。
手段とともに捨てられた動機のこだま。
だから気づかれないでいるこれらの色には慣れている。
決して崩れることのない答えのために腕を伸ばす必要はない。

麻痺状態の俺たちは生き続ける。
麻痺状態だが俺たちはまだ息をしている。

俺たちに与えられたものに気付いているかい?
探し物があるように感じることはあるかい?
引き攣りながら気分が良くならなかったと主張するお前を俺はまだ見れる。

麻痺状態の俺たちは生き続ける。
麻痺状態だが俺たちはまだ息をしている。

 

2. “Our New Lenins”

俺たちの新たなレーニンに注意を払え、
滅多に指をさすことのない俺たちの新党、
知識は彼らの目の中で輝き、俺たちの生は驚きに満ちている。
俺たちが何に向かっているのかは訊かないでくれ。
それは書かれ、これは手始めにすぎない。

目に見えない愛情深い手に導かれた、
需要と供給の俺たちの新党を心に留めろ。
福音を広めて証言してくれ。
何もかも計画通りに進むから安心してくれ。
それは書かれ、俺たちは遠くへ行ってしまった。

お前の心に狙いをつけるネット空間を通じて降る流れ星を畏れろ。
その方針は俺たちの心、俺たちの生のための高潔な戦いを曖昧にしている。

俺たちの新たなレーニン、あるいは欠陥、に留意しろ。
罪は滅多に不相応ではなく、俺たちの生は驚きに満ちている。
美徳の波が俺たちの岸に押し寄せている。

俺の不信の傷は癒えて、その傷跡は決意の勲章だ。
俺たちの心、俺たちの生のための高潔な戦いの中で、その地位は近づいてきている。

 

3. “Luxury Of Indifference”

お前は俺の怒りの隠れた原因である何かを知りたいとさえ思うだろうか、
それともむしろその沈黙をありきたりな愛想で埋めたいと思うだろうか?
疎外といった言葉や欲求不満といった言葉に少しの見解を与えるために
あなたの貴重な時間を分けてくれるだろうか?

それは尋ねたり考えたり言ったりするには多すぎるだろうか?

俺たちが築いた避難所が疲れ切った骨を吐き出したらとても手に負えない。
別の陰極線説教に先行する素晴らしき新たな日。
決して存在しなかった世界の窓。
僅かな快適さを提供すること、ちょうどいくらかの慰め。

それは尋ねたり考えたり言ったりするには多すぎるだろうか?

俺たちの頭を埋めてしまうのに十分な量の砂を手に入れさせてくれ。
どうか無関心の贅沢を持たせてくれ。

どれほど遠くまでお前は行くだろうか?
どれほど遠く、どれほど低く、どれほど深くまで行くだろうか?
その全てを忘れるためにどれほど遠くまで行くだろうか?

それは尋ねたり考えたり言ったりするには多すぎるだろうか?

 

4. “There’s Always Someone”

断続的な下落は俺の顔を真っ直ぐ見据えている。
俺の価値は思いのままにルールを変えるこの競争の中で減少していっている。
次の順番を辛抱強く待っている誰かが常にいる。
俺よりも満足していない誰かが常にいる。

犠牲者や、情報ハイウェイの裏側を見ること。
何かが消えている、そしてその名前は重要ではなかった。
俺たちはこれよりも価値がある。死に合わせて俺たち自身を調節すること、楽しませること。
俺たちはこれよりも価値がある。俺はお前が予想したかもしれないほど慎ましくはない。

俺の未来を大いに食べて、暴食のかどで俺を告発してくれ。
俺の忍耐も今は役に立たないかもしれない。

 

5. “Truths Yesterday”

年月が降りかかり、時が勝利する運命にあると俺は知る。
おそらく俺は記号を読み間違えた、
ひとつの間違いは多くのものを転倒させる、
俺を道に迷わせる全ての記号。

俺の手から移った人生の泥沼になお沈んでいっている。
お前はここで何が見れる?
以前は確実さが大きくなっていた場所、疑念は残る。
だから俺たちは手を掴み、嵐を求めた。

昨日の真実として迎えられた破片を踏んだのに俺は出血していない。
鏡を恐れずに、俺はこの年齢の愚かさの反射に耐えることができる。

俺はこのひっきりなしのホワイトノイズの中で静けさを切望している。
お前が大切にしているものが俺の敗北の種を栽培する。

昨日の真実として迎えられた破片を踏んだのに俺は出血していない。
鏡を恐れずに、俺はこの年齢の愚かさの反射に耐えることができる。

 

6. “A Promise”

しびれて、信じれないという目つきで俺の環境を見ている。
俺はどうやってここに来たんだ?
思い出したくないし、知りたいとさえ思わない。

約束として受け取ってくれ、
見つけられるべき怒りがまだあるんだ。
約束として受け取ってくれ、
俺の皮肉な笑みは気にしないでくれ。
俺には幻想が不足している。

資本の予言者たちの言葉を把握することはできない。
殴打はいまだ雨のように降り注いでいる、タオルは投げ込まれるのを待っている。
これまでそうではなかったかもしれない何かを切望している俺自身を見つけた。

約束として受け取ってくれ、
見つけられるべき怒りがまだあるんだ。
約束として受け取ってくれ、
俺の皮肉な笑みは気にしないでくれ。
俺には幻想が不足している。

お前は叫ぶことができるのになぜ囁くんだ?
だけど俺たちは誰も狼狽させたくない、それともそうする?

約束として受け取ってくれ、
見つけられるべき怒りがまだあるんだ。
約束として受け取ってくれ、
俺の皮肉な笑みは気にしないでくれ。
俺には幻想が不足している。

 

7. “Filter”

俺の首を引っ掴んで鼻に俺自身の偽善を擦り込んでくれ。
ろくでもないことで悩んでいるのを認めるのは辛い。
免れると思っていたこのろくでもないこと。
もう一度俺を蹴ってくれ。
学ぶことに努めると誓う俺の気を緩めさせないでくれ。

俺はそれを見つけて、そしてそれを薄れさせはしないつもりだ。
俺たちが今ここで濾過する夢の何か。その火花はまだ赤く燃えている。
俺はそれを見つけるつもりだ。俺の手はこの全ての模索から搾り取っている。

今日に教わり明日に覚えていてもらう。

西のオアシス。それは俺を不安にさせすぎる。
全ての言葉を失わせるという意図を彼らが力説するやり方。
それらは静かな街路で反響する。
俺たちが吸う空気全てに香りを付けてくれ。
ベッドを共有することは全くもって簡単すぎてできない。

俺はそれを認識し、それが滑っていかないようにするだろう。
俺たちが今ここで濾過する夢の何か。その火花はまだ赤く燃えている。
俺の手がこの全ての模索から搾り取っていると俺は知っている。

今日に教わり明日に覚えていてもらう。

 

8. “Desire”

俺は意見の相違が肥沃にさせた土壌に根を持つ、
しかし再び俺は言葉に窮する。
口を閉じたままにしておきたい。
解決はもう以前のものではない。

火を取り戻せ。
欲望を取り戻せ。
火を取り戻すのを手伝ってくれるかい?
欲望を取り戻すのを手伝ってくれないだろうか?

反復に包まれ、助成された退屈。
俺たちは自分たちを吊るすための
より多くのロープにいつも感謝している。
勇気が現れることのない場所に失敗は潜んでいる。

火を取り戻せ。
欲望を取り戻せ。
火を取り戻すのを手伝ってくれるかい?
欲望を取り戻すのを手伝ってくれないだろうか?

 

9. “I’m All Smiles When Your Plans Come Crashing Down”

お前の計画が崩れ落ちるとき俺は満面の笑みを浮かべる。
お前の理解を超えた俺たちの夢。
今ここにある境界線を越えて見ることができず、
お前は俺たちの一瞬の可能性を見るだけでいる、
俺たちは持ち続けている、俺たちが内に抱いているものを。

俺は自分の攻撃手段を蓄えておく、あとで必要になるかもしれない。
お前の贈り物を保持し、俺は彼らの成り行きを見た。

これらの価値を受け取って、嘘を取り除いてくれ。
お前の毒を一口飲んでそれをそっくりお前の顔に吐き返す。
回想。忘れてしまったたくさんのことがある。
鼓動し、赤々と燃えている、しかし俺には許されるものなど一つもない。

お前の理解を超えた俺たちの夢。
今ここにある境界線を越えて見ることができず、
お前は俺たちの一瞬の可能性を見るだけでいる、
俺たちは持ち続けている、俺たちが内に抱いているものを。

 

<書きもぐら>
フィンランドのManifest Jukeboxの1stアルバムにして傑作である”Desire”です。ここまでダークかつサッドに、そして繊細さのあるメロディックパンクをやるバンドってなかなかいないんじゃないかと思う。試聴できるとこがあんまりなくて残念だけどやっぱもの凄くかっこいい。初めて聴いたときはこのボーカルの声が苦手でそこまで好きじゃなかったんだけど、それを補って余りありすぎるくらいの哀愁メロディー・サウンドに結局はやられてしまいましたとさ。ちなみにこの音源ではギターを4本重ねているらしい。